インクの色数が印刷結果の画質を決める?
インクジェットプリンターを購入するときに気になることの一つがインクの色数。
多ければ多いほどキレイに印刷できるような気がしますが・・・。実はインクの色数だけが印刷の仕上がり品質を決める要素ではないのです。
プリンターを購入するときに、知っておくといいチェック部分とは?
一般的に各メーカーが販売しているインクジェットプリンターは、グレードが上がるごとに使用するインク数は増える傾向があります。
つまり、エントリーモデルならば基本色である4色、ミドルクラスで5色、最上位機種になると6~7色といった感じです。
そのため、どうしても搭載するインクの数が多いほうがキレイな印刷ができるように思えますし、それは間違いではありません。
ところが、最近のプリンターでは、6色で印刷したものと4色で印刷したものの画質を比較しても、一般の人ではほとんど見分けがつかないのが現実です。
キヤノンの最上位機種の色数の歴史を見てみると、2004年のモデルは、ブラック・シアン・マゼンタ・イエロー・淡いシアン・淡いマゼンタ・レッド・グリーンの8色。最新機種の2009年モデルはブラック・シアン・マゼンタ・イエロー・グレー・顔料ブラックの6色。
顔料ブラックは主に、普通紙にモノクロ印刷するためのインクだから、実質的には8色から5色にインク数は減っています。
インク数が減っても、画質が維持できるようになった理由は、最小インク滴が小さくなったことと、解像度の向上です。
インクジェットプリンターは、インクを混ぜて色を作っているのではなく、各インクを微妙に位置を変えて紙の上に吹き付けています。つまり、点画の要領で印刷をしているのです。その点があまりに微細なので、人間の目には中間色として映るのです。
最近のインクジェットプリンタは最小インク滴が1~1.5ピコリットル(ピコは1兆分の1)とすごく小さいので、淡いマゼンタや淡いシアンなしでも、階調性を上げることができるってわけ。
インクジェットプリンターを買うときに、インク数の多さだけで画質を判断せずに、最小インク滴の大きさや解像度なども考慮に入れるようにしましょう。
一般的なデジカメ画像の印刷なんかだったら、それほど多数のインクを搭載している必要はないはずです。
